鳴弦の儀

紙カブト

【鳴弦の儀とは】
かつて宮中では、皇子が生誕したときに魔除けの意味を込めて鳴弦の儀式(めいげんのぎしき)を行っていました。
これは孝徳天皇が即位していた時期、大化3年(647年)から行われていました。

宮中や公卿の記録では、皇子の出産の際、産湯をつかうときにこの鳴弦の儀を行っていたとされています。
今でも皇室では、受け継がれている儀式のひとつとして、現在でも行われています。

このように、五月人形や破魔弓というのは、日本では大変親しみのある風習のひとつとして現在でも受け継がれているのです。

破魔という言葉

ポップな鯉のぼり

【破魔弓の由来】
「破魔」という言葉は仏教用語で「悪魔を滅すること」という意味合いあり、また「煩悩を消滅する」という意味もあります。
上棟式の際にも、東北(鬼門の方角)と西南(裏鬼門の方角)に向けて家の屋上に飾り矢を設置したりします。
この場合、五月人形のように「その家の男の子を守る」、という意味ではなく、家全体の加護を意味しています。

また、そのとき鳴弦の儀として、神職の方が実際にこの方向に向けて弓射を行うといった儀式も破魔弓の伝統風習のひとつとされています。

いわれ

鎧

【破魔弓のいわれ】
破魔弓は、一説には中国を起源とした由来があるといわれています。
かつて中国には伝説的な英雄、皇帝という人物がいました。
その皇帝を苦しめた悪者の「目」を型どった的をつくり、それを弓で射るという宮中の行事がこの破魔弓のいわれだといわれています。

この話とは別に、天皇の御前で左右に分かれた射手が弓矢の腕で成績を競う「賭弓(のりゆみ)」という宮中の行事が由来だと起源とする説もあります。
五月人形は日本が起源だとされていますが、この破魔弓は起源が諸説に分かれているのです。

名前の由来

青い鯉

【破魔弓の名前の由来】
破魔弓とは、その名の通り魔(悪魔)を射て払うための弓のことを表しています。
この破魔弓は、日本では昔から魔除けの道具として神社などに置かれ、さまざまな神事に使用されてきました。
現在ではお正月などに神社などでも販売されており、五月人形のように一般の人にも親しみのある道具として知られています。